MEO・マップ集客

ローカルパックとは?
上位3枠の決まり方と差がつく場所

公開日: 2026.07.20執筆: FACTOR編集部

「池袋 ラーメン」と検索したとき、画面の一番目立つ場所に何が出てくるか、思い出せるでしょうか。多くの場合、地図と一緒に表示される3つの店舗枠です。これが「ローカルパック」と呼ばれる表示で、地域のお客様を奪い合う店舗にとっては事実上の一等地です。この記事では、ローカルパックがどういう仕組みで3店舗を選んでいるのかを分解し、3枠の中と外で何が差になっているのか、そこで判断が分かれるポイントを解説します。

ローカルパックとは:検索結果の「地図つき3枠」

ローカルパックとは、「地域名+業種」のような検索をしたときに、Google検索結果の上部へ地図とセットで表示される店舗リストのことです。自然表示では通常3件が並ぶため「ローカル3パック」とも呼ばれます。枠内には店名・星評価・口コミ件数・営業時間などが表示され、「さらに表示」を押すとより長い一覧(ローカルファインダー)に進みます。

重要なのは、この枠がホームページの検索順位(SEO)とは別のロジックで決まっていることです。中身はGoogleマップの検索結果とほぼ共通で、元データはホームページではなくGoogleビジネスプロフィール(GBP)。つまりローカルパック対策とは、実質的にGBPと、その周辺情報を整える取り組み(MEO)を指します。

順位を決める3要素:関連性・距離・知名度

Googleはローカル検索の順位について、公式ヘルプで3つの要素を挙げています。

要素意味どこで判断が割れるか
関連性検索語と店舗情報がどれだけ合致しているか同じ「ラーメン」でも、どの語に寄せて情報を組むかで評価のされ方が変わる
距離検索した場所(または指定地域)から店舗までの近さ検索した人の場所で条件が変わるため、店の側から同じ条件を再現しにくい
知名度その店がどれだけ広く知られ、評価されているか評価の材料が多岐にわたり、どれが効いているかは競合と並べないと分からない

順位はこれらの掛け合わせで決まる、と説明されています。ここで押さえたいのは、単独で勝てる要素はないという点です。駅前の店でも情報が薄ければ関連性で負けますし、口コミが多くても検索地点から遠ければ距離で不利になります。

3要素のうち、店舗がコントロールできるもの

3要素を「店舗側で動かせるか」で仕分けると、打ち手が見えてきます。

距離は動かせません。移転しない限り固定で、ただし競合も同じ条件で固定されています。関連性と知名度は、動かし方は違いますが、いずれも設計と積み上げの対象です。距離が動かせないからこそ、差がつくのはこちら側になります。

ここが要点です。同じ商圏の競合も距離という条件では動けない以上、勝負は関連性と知名度をどう組み合わせるかに移ります。ただ、両者は効き方の時間軸が違うため、どちらにどれだけ資源を割くかという配分の判断が必要になります。知名度が足りていない店が関連性ばかりに資源を割いても順位は動きませんし、その逆に関連性が足りていない店が知名度ばかり積んでも動きません。配分の答えは、競合が3枠のどこをどう押さえているかによって変わります。実際、検索地点によっては、距離で劣る店が関連性と知名度で上位を取ることは珍しくありません。

3枠に入るための項目は、どこで差がつくのか

整える対象そのものは、実のところ公開情報で、検索すれば項目名は誰でも知ることができます。問題は、項目名を知っていることと、自店で何をどう埋めるかを決められることの間には距離があることです。

どれから手を付けるかの正解は書けません。どれを優先するかで結論が反転します。カテゴリのずれが致命傷になっている店もあれば、カテゴリは合っているのに知名度の柱で競合に離されている店もある。同じ商圏でも、上位3枠を占めている店の顔ぶれによって、埋めるべき差が変わります。さらに、それぞれの項目の中身——どの語に寄せるか、どの情報を前に出すか——には、狙う語ごとに別の答えがあります。

そして、多くの店舗が挫折するのは「続ける」側です。しかも挫折の理由は時間不足だけではありません。今月の打ち手が効いたのか効かなかったのかを判断する材料が手元にないため、続ける根拠を持てないまま止まるのです。止まっている間も、地図から店を選ぶお客様は毎日3枠の中の店に流れ続けます。放置した期間のぶん競合の口コミと実績は積み上がり、あとから追いつくのに要る差はそのまま開いていきます。自店の場合、これらの項目のどこに一番大きな差があるのかは、競合の並びと突き合わせないと決められません。

※当社FACTORが打ち手を決めるとき、見ているのは自店の管理画面だけではありません。同じ商圏で3枠を占めている競合の組み方と、検索地点・時点・聞き方を変えたときに3枠の顔ぶれがどう入れ替わるかまで並べて決めています。電話385%増、口コミ749件といった当社の支援実績も、狙う語と配分の設計を積み上げた先に出ているものです。この入れ替わりは自店のGBP管理画面には一行も残りません。担当者の力量や手間ではなく、記録の取りようが店の中に最初から無い、という構造です。

やりがちな勘違いはどこで生まれるのか

勘違い「店名にキーワードを足せば上がる」

「○○ラーメン 池袋駅前 深夜営業」のように店名欄へキーワードを詰める行為は、ガイドライン違反です。一時的に順位が動くことがあるため手を出したくなりますが、修正指示や公開停止のリスクがあり、回復の手間を考えると割に合いません。

POINT

ローカルパックの下に表示される通常の検索結果や、AI検索での言及も、知名度の観点ではつながっています。マップとホームページをだれが担当していても、店舗情報が食い違っていない状態を保てているかが効いてきます。

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よくある質問

ローカルパックに広告枠はありますか?
あります。検索語や地域によっては、ローカルパックの最上部に「スポンサー」表示の広告枠が出ることがあります。広告枠を除いた自然表示の枠が、通常3件表示されます。広告は出稿すれば表示の可能性が生まれますが、自然枠はビジネスプロフィールの充実度や口コミなどの評価で決まります。自店の場合に自然枠でどこまで戦えるかは、狙う語で上位3枠を占めている競合の顔ぶれを見ないと決まりません。
検索する場所によって表示される店が変わるのはなぜですか?
ローカルパックの順位要素に「距離」が含まれているためです。同じ検索語でも、検索した人の現在地や指定した地域によって結果は変わります。自店の場合に実際どう見えているかは、同じ語で競合がどう並んでいるかを見ないと決まりません。
ローカルパックの下の通常検索結果とどちらが重要ですか?
地域名を含む「今から行く店を探す」検索では、画面上部に出るローカルパックのほうが目に入りやすく、店舗集客への影響は大きい傾向があります。ただし両者は連動しており、ホームページの評価(SEO)がマップの知名度評価にも影響するため、両者の店舗情報を食い違わせないことが前提になります。自店の場合にどちらへ比重を置くかは、狙う語で画面上部に何が出ているかと、競合の並びを見ないと決まりません。

まとめ

ローカルパックは、関連性・距離・知名度の掛け合わせで決まる「地図つきの3枠」です。距離は動かせない。だからこそ勝負は関連性と知名度でつき、そこは設計で動かせます。ただ、狙う語の決め方、情報の組み方、口コミの積み方のどれを優先するかで結論が反転し、その答えは競合の並びによって変わります。検索地点や時点を変えたときに3枠がどう入れ替わるかは、店の中からは再現できません。その並びを持っている側に出してもらうほうが早く、競合が3枠のどこをどう押さえているかまで含めた判断は、個別の相談で扱っています。

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F FACTOR編集部

MEO・LLMO・Web集客の支援実績 約50業界・100社超。AI×人の運用で「検索とAIに選ばれる」店舗づくりを支援しています。運営: FACTOR株式会社(東京都豊島区)