先月、Googleマップ経由で何件の電話がありましたか?——即答できる店舗は多くありません。順位は毎週見ているのに、電話・経路検索・サイトクリックといった「行動の数字」は見ていない。MEOの効果測定でもっとも多いパターンです。順位は手段の指標であって、目的の指標ではありません。この記事では、月1回・15分で回せる効果測定の手順と、数字の読み方を解説します。
効果測定でよくある勘違い
「◯◯ 整体で3位になりました」。順位報告だけで効果を語るのは、半分だけ正解というのが正直なところです。順位が上がっても、写真が古ければタップされません。タップされても、営業時間が不正確なら電話に至りません。順位→表示→行動→来店という流れのどこで詰まっているかを特定できて、初めて効果測定と呼べます。
逆に、順位を一切見ないのも問題です。行動数が減ったとき、原因が順位低下なのか、写真や口コミの劣化なのかを切り分けられなくなります。両方を、役割を分けて見るのが基本です。
見るべき指標は2層に分かれる
| 層 | 指標 | どこで見るか |
|---|---|---|
| 露出の指標 | 検索での表示回数(検索・マップ別) | GBPパフォーマンス画面 |
| 表示につながった検索語句 | GBPパフォーマンス画面 | |
| 行動の指標 | 電話タップ数 | GBPパフォーマンス画面 |
| ルート(経路)検索数 | GBPパフォーマンス画面 | |
| ウェブサイトクリック数 | GBPパフォーマンス画面 |
Googleビジネスプロフィール(GBP)の管理画面にある「パフォーマンス」で、上記はすべて無料で確認できます。加えて、順位はロカオプ等の計測ツールか、シークレットウィンドウでの手動確認(位置情報の影響に注意)で補います。
最優先は行動の指標、特に電話とルート検索です。来店に一番近い数字だからです。当社の支援先でも、成果がわかりやすく表れるのはまず電話タップでした(公開実績では6ヶ月で385%増の例があります。もちろん全店舗に同じ結果を保証するものではありません)。
月次チェックの手順(15分)
毎月1日など、日を決めて次の順に見ます。
- 行動3指標(電話・ルート・サイトクリック)を記録する。スプレッドシートに月次で並べるだけで十分です。(3分)
- 表示回数を検索とマップに分けて記録する。(2分)
- 検索語句の上位を見る。店名系(指名)と、業種・サービス系(新規)のどちらが増えているかに注目します。(5分)
- 主要キーワード2〜3個の順位を確認する。毎日見る必要はありません。(3分)
- 先月やった施策をメモに残す。写真追加・投稿・口コミ返信など。数字と施策を同じシートに書くのがコツです。(2分)
※この記録と分析を毎月のレポートとして代行するのが、当社FACTORの運用サービスの一部です。自力で回す場合も、シートの型さえ作れば15分で終わります。
数字の読み方:3つの比較軸
① 前月比ではなく3ヶ月の傾向で見る
月次の数字は天候やイベントで平気で2〜3割動きます。1ヶ月の増減で一喜一憂せず、3ヶ月移動の傾向線で判断してください。
② 前年同月と比べる
飲食・美容・観光系は季節性が強い業種です。12月と2月を比べても意味がありません。データが貯まってきたら、前年同月比を優先します。
③ 表示と行動の「率」を見る
表示1,000回で電話10件なら行動率1%。表示が増えたのに行動率が下がったなら、露出は取れているのに選ばれていないサインです。写真・口コミ・営業時間など、プロフィールの中身を疑ってください。逆に行動率が高いのに表示が少ないなら、伸びしろは露出側(カテゴリ・情報の充実・口コミ数)にあります。
業者レポートのチェックポイント
MEOを外注している場合、届くレポートを次の観点で見てください。
- 順位以外の数字が載っているか。順位グラフだけのレポートは、成果の説明として不十分です。
- 実施した施策が書かれているか。数字の変化と施策が対応づいていないと、何が効いたのか検証できません。
- 悪い数字も報告されているか。都合の良い月・良いキーワードだけ載せるレポートには注意が必要です。
レポートの意味がわからないときは、そのまま質問して構いません。説明できない業者なら、契約を見直すサインです。
よくある質問
MEOの効果測定は何を見ればいいですか?
順位は毎日チェックすべきですか?
電話やルート検索の数字はどこまで正確ですか?
まとめ
MEOの効果測定は、順位だけでも感覚だけでもなく、露出(表示回数・検索語句)と行動(電話・ルート・サイトクリック)の2層を月1回記録することから始まります。読み方のコツは、3ヶ月傾向・前年同月・行動率の3つの比較軸。数字と施策を同じシートに残せば、何が効いたかの検証もできるようになります。まずは今月分の行動3指標を、今日記録するところからどうぞ。
NEXT ACTION
この記事の知見を、貴店の運用改善に落とし込みませんか?
読んで終わりにせず、まず現状を数字で把握するところから。FACTORが無料でお手伝いします。
- ✓AI無料診断(30秒)— 店舗名を入れるだけで改善施策案がその場でわかる
- ✓30分無料相談 — GBPと競合の状況をプロと一緒に確認(売り込みなし)
- ✓1エリア1業種限定 — 貴店の競合とは契約しません(先着順)