MEO・マップ集客

Googleマップのピン位置ずれ・
重複リスティングの直し方

公開日: 2026.08.14執筆: FACTOR編集部

予約時間を過ぎても来ないお客様に電話をかけたら、「マップの通りに来たのに、着いたのは駐車場の裏でした」。あるいは自店を検索したら、閉店したはずの旧店舗名が並んで表示されている——。ピン位置ずれと重複リスティングは、地味なのに来店機会を直接削る不具合です。しかも店側は自分で検索しないので気づくのが遅れる。この記事では、どちらも自力で直せる手順に落として解説します。作業時間はいずれも初回30分ほど、反映待ちが数日〜数週間というのが目安です。

まず確認|自店がどの状態か切り分ける

対処法が違うので、最初に切り分けます。スマホのシークレットモードで自店名を検索し、次の3つのどれに当てはまるか見てください。

症状状態対処
ピンが建物からずれている/裏手や隣のビルを指す位置情報のずれピン位置の修正申請
同じ店名が2件以上並ぶ重複リスティング重複の統合申請
旧店名・旧住所のまま残っている古い情報の残存閉店処理または統合

ここで大事なのは、自分のスマホの通常ブラウザで見ないことです。ログイン状態や過去の閲覧履歴で表示が変わるため、実際のお客様が見る画面とずれます。シークレットモード、できれば店から離れた場所で確認してください。

POINT

経路リクエストの数が急に落ちた月があれば、ピン位置ずれを疑う価値があります。「順位は変わっていないのに来店が減った」ときの見落としがちな原因のひとつです。

ピン位置ずれの直し方

オーナー確認が済んでいる場合、修正はGoogleビジネスプロフィールの管理画面から行えます。

  1. ビジネスプロフィールの管理画面を開き、「ビジネス情報」→「所在地」を選ぶ
  2. 住所欄の下にある地図で、マーカーをドラッグして正しい入口の位置に合わせる
  3. ここで置くのは「建物の中心」ではなく「お客様が入る入口」。駐車場から入る店舗なら、駐車場の入口寄りが実用的です
  4. 保存して申請。審査は通常数日、状況により数週間かかることがあります

住所表記そのものが原因のケース

ピンだけを直しても再びずれる場合、住所の書き方に原因があることがあります。よくあるのは次の3つです。

住所を正しく整えたうえでピンを合わせると、安定しやすくなります。なおサイトやポータルサイト側の住所表記が古いままだと、そちらの情報に引きずられることもあるため、NAP(名称・住所・電話番号)の表記を全媒体で揃えるのが根本対策です。

重複リスティングの直し方

重複は「移転前の情報が残っている」「別のスタッフが新規作成してしまった」「Googleが自動生成したリスティングが残っている」あたりが典型的な原因です。

手順

  1. 残すほうを決める:口コミ件数が多い、オーナー確認済み、情報が新しい——この順で優先します。口コミは統合で引き継がれる場合もありますが、確実ではありません。件数の多いほうを本体にするのが安全です
  2. 重複側のリスティングを開く:マップ上で該当の店舗を開き、「情報の修正を提案」を選ぶ
  3. 「閉業または移転済み」→「重複」を選択し、正しいリスティングを指定します
  4. オーナー確認済みの重複が自分の管理下にある場合は、管理画面のサポートから統合を依頼します
  5. 反映を待つ。数日で消えることもあれば、数週間かかることもあります
やってはいけない対処

重複を消したいからといって、残したいほうのリスティングを削除する、あるいは重複側に「閉業」を付けてから店名を変える、といった操作は避けてください。誤って本体側が閉業扱いになると、復旧の手間は比較になりません。作業前に、両方のリスティングのURLと口コミ件数をメモしておくことをおすすめします。

申請が通らないときの追加手

1回で通らないことは珍しくありません。次の順で追加の材料を用意します。

  1. 時間を置いて再申請:同じ内容を連投せず、2週間ほど空ける
  2. 裏付けになる情報を整える:公式サイトの所在地ページ、Googleストリートビュー上の外観、公的な登記情報など、住所の実在を示すものを揃える
  3. サイト側の表記を先に直す:申請時にGoogleが参照する情報が古いままだと通りにくくなります
  4. ビジネスプロフィールのサポートに問い合わせる:管理画面のヘルプから連絡できます。やり取りの記録を残しておくこと

この一連のやり取りは、正直なところ手間がかかります。申請して待って、通らずにまた材料を揃えて——を営業しながら回すのは負担が大きい部分です。※当社FACTORでも、この種の申請対応を運用の一環でお引き受けしています。余談でした。自力でやる場合は、申請日と内容をスプレッドシートに残しておくと、再申請時に説明しやすくなります。

再発を防ぐ運用チェックリスト

直したあとに、また同じ状態に戻る店舗は少なくありません。次を習慣にしてください。

特に最後の2つは、後になってから効いてきます。旧店舗の閉業処理を忘れたまま数年経ち、口コミが旧店舗側に付き続けていた——という事例は現場で実際に見かけます。

よくある質問

ピン位置の修正を申請してから、反映まではどのくらいかかりますか?
数日で反映されることもあれば、数週間かかることもあります。審査の状況や提出情報の内容によって幅があるため、一律の目安を示すのは難しいところです。1〜2週間経っても変化がない場合は、住所表記そのものやサイト側の情報が古くないかを見直したうえで、再申請を検討してください。
重複したリスティングを統合すると、口コミはどうなりますか?
統合の状況によって引き継がれる場合とそうでない場合があります。確実に残すという保証はないため、残すリスティングは口コミ件数の多いほうを選ぶのが安全です。作業前に両方の口コミ件数とURLを記録しておくと、万一のときに状況を説明しやすくなります。
オーナー確認をしていない店舗でもピン位置は直せますか?
マップ上の「情報の修正を提案」から一般ユーザーとして修正を提案することは可能です。ただし審査の通りやすさや、その後の情報管理の自由度を考えると、オーナー確認を済ませてから管理画面で修正するほうが確実です。
同じ建物に複数のテナントがあり、ピンがずれやすいのですが対策はありますか?
住所に建物名と階数まで正確に記載することが第一です。そのうえでピンを実際の入口位置に合わせ、公式サイトの所在地ページにも同じ表記を載せてください。表記が媒体間でばらつくと、Google側が正しい位置を判断しにくくなります。

まとめ

ピン位置ずれと重複リスティングは、順位の話題に隠れて見落とされがちですが、来店機会に直結する不具合です。対処はシンプルで、まずシークレットモードで自店を検索して状態を切り分ける。ピンは入口に合わせ、住所表記を全媒体で揃える。重複は口コミの多いほうを本体として統合申請する。反映には時間がかかるので、気づいた時点で着手するのが結局は早道です。そして直したあとは、月1回の目視確認を習慣にしてください。

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F FACTOR編集部

MEO・LLMO・Web集客の支援実績 約50業界・100社超。AI×人の運用で「検索とAIに選ばれる」店舗づくりを支援しています。運営: FACTOR株式会社(東京都豊島区)