二店目を出したら、一店目の問い合わせが減った。駅の反対側に出した新店は、なかなか検索に出てこない。同じ会社の看板どうしなのに、検索の上では隣の店と取り合っているように見える。近い立地の自社店舗が互いの表示を押し合う現象は、珍しいものではありません。ただ、起き方が一通りではなく、どれが起きているかで手の向きが変わります。この記事では、なぜそうなるのかを整理し、自店の画面だけでは見分けがつかない理由を説明します。
同じ会社の二店が、検索結果に並ばないのはなぜか
閉店後の事務所で、店長が二店のスマホ画面を見比べている。北口の一店目は検索すると地図の上のほうに出る。南口の二店目は、同じ言葉で探してもなかなか出てこない。あるいは、ある日は二店目が出て、翌週には一店目に戻っている。こうした光景は、複数店舗を持つ会社の現場でよく起きます。
Googleは、同じ事業者が運営する近接した拠点について、検索結果に似た候補が重なって並ぶことを避けるように表示を整理することがある、と業界ではよく語られています。ただ、その整理の基準はGoogleが公開しているわけではなく、外からの観察で推測されている範囲にとどまります。確かなのは、Googleが店ごとに「その言葉で、その場所の人に出すべき店か」を見て並べているということと、同じ会社の二店は、似た要素が重なりやすいぶん、互いに似た候補として見られやすいということです。
「二店が競合する」と言っても、店どうしが張り合っているのではなく、検索する側から見て似た候補が複数あるために、片方の見え方が薄くなる、という構造です。
マップと通常検索では、競合の起き方は同じなのか
同じ「自社の二店が競合する」でも、地図の面と通常の検索結果の面では、起きていることが違います。地図の面では、検索した人の居場所からの距離や店の情報の近さが効き、どちらの店が前に出るかが決まります。通常の検索結果の面では、二店それぞれの紹介ページが同じ言葉を狙っていると、サイトの中で似たページが並び、どちらも伸びきらないことがあります。
厄介なのは、この二つが同時に起きている店もあれば、片方だけの店もあることです。そして、地図の面で効く手と、ページの面で効く手は、向く方向が違います。片方の面の問題に、もう片方の面の手当てをしても、空振りに終わります。症状はどちらも「二店目が出てこない」で、見た目では区別がつきません。
出る店が人によって入れ替わるのは、なぜか
地図の検索結果は、検索する人がどこにいるかで変わります。北口に近い人には一店目が、南口に近い人には二店目が出やすい。駅の反対側に立つ人には、逆の並びになっていることがあります。
つまり、「どちらが出るか」は、検索する人の居場所によって変わります。その入れ替わりは、店の管理画面には残りません。
自社の二店の関係は、店の中から読み切れるのか
二店の関係を読むには、二店それぞれの管理画面を並べるだけでは足りません。要るのは、同じ商圏の中で、二店と他社の店がどう並ぶかです。さらに、それが時点を変えてどう入れ替わったかも見ないと、競合が一時的なものか続いているものかは分かりません。
これらは、自社の管理画面には一行も残りません。担当者の読み方が甘いのではなく、比べる相手の並びを記録する仕組みが、店の側には最初から無いという構造の問題です。社内で何度見直しても材料が増えないまま、同じ推測を繰り返すことになりがちです。
※二店の関係をどう読み、どちらの店をどの言葉で前に出すかを設計する部分は、当社FACTORが引き受けています。判断するとき見ているのは自社の二店だけではありません。同じ商圏の他社の店の並びが、時点ごとにどう入れ替わるかまで重ねて逆算しています。その並びは店の管理画面からは組み立てられない部分です。
見立てを誤ったまま続けると、何を取りこぼすのか
見立てを誤ったまま二店それぞれに手を入れ続けると、手間だけがかかって、どちらの店も前に出ない時期が長引きます。その間も、駅の周りで探している人は、上に出ている他社の店を先に見て、予約や来店を決めています。
こうした取りこぼしは、一日単位では小さく見えます。ただ、毎日続くので、月単位では来店や予約の差として積み上がります。しかも取りこぼされたのは「来なかった人」なので、店の記録には数字として残りません。二店目を出した意味が薄れるだけでなく、一店目の客まで他社に流れる形になることもあります。
自社の二店が、地図の面で押し合っているのか、ページの面で重なっているのか、あるいは別の理由なのかは、同じ商圏の並びと突き合わせないと決まりません。まずは無料のAI診断で、自店の現状の要点を確認できます。二店の関係を同業の並びと突き合わせて確定させる部分は、個別の相談で扱っています。
よくある質問
同じ会社の近い二店は、同じ言葉で検索に出ないことがありますか?
二店目の問い合わせが伸びないのは、一店目と競合しているからですか?
店舗ごとの紹介ページを作ると、かえって競合しますか?
まとめ
近い立地の自社店舗どうしの競合は、マップの面とページの面で起き方が違い、検索する人の居場所によって出る店も入れ替わります。しかも、その見極めに要る材料の多くは、同じ商圏の他社の並びの側にあり、店の管理画面には残りません。見立てを誤ったまま続ければ、手間だけがかかり、探している人を毎日取りこぼします。外から見たときの出方は店の中からは再現できないので、同じ商圏の並びを持っている側に出してもらうほうが早いのが実情です。確定は個別の相談で扱っています。
NEXT ACTION
この記事の内容、貴店の場合はどうなっているか気になりませんか?
自社の二店がどういう関係で検索に出ているかは、実際の状態と同じ商圏の並びを見ないと判断できません。診断はその入口にあたります。
- ✓AI無料診断 — GoogleマップのURLを貼るだけ。改善点の要点がその場で表示されます
- ✓30分無料相談 — 二店がどう見えているか。同じ商圏の並びと合わせて一緒に確認(売り込みなし)
- ✓1エリア1業種限定 — 貴店の競合とは契約しません(先着順)